古今亭志ん生(五代目)たぬき(狸の札~狸の鯉)
★聴き比べ ⇒ http://rakugo-channel.tsuvasa.com/tag/たぬき
『狸』という題は、狸が恩返しをする噺の総称で、
『狸の釜』『狸の鯉』『狸の札』『狸賽』などがこれに入る。
最近は『狸賽』が独立して、『狸の釜』が演じられなくなったので、『狸の札』から『狸の鯉』へつなげることが多い。あらすじ
助けてやった狸が礼に来る。何にでも化けて恩返しをしますというので、五円札に化けてもらい借金取りに払う。
札に化けた狸はがま口に入れられたので苦しくて堪らない。がま口を喰い破ってすぐに逃げ帰る。
「よく帰ってきたな」
「ついでに、がま口の中にあった五円札を二枚持ってきました」
…狸の札今度は鯉に化けてもらって祝に持っていく。鯉に化けた狸は、まな板の上に載せられ料理されそうになったので、積んであった薪を伝わって窓から逃げた。
「鯉の薪(滝)登りでしょう」
…狸の鯉
[出典:志ん生全席 落語事典]
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