【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

三遊亭金馬(三代目) 転宅

   

Sponsored Link

転宅(てんたく)は古典落語の演目の一つ。
原話は、天明8年(1703年)に出版された「はつわらい」の一編である「かたり」。
主な演者として、3代目三遊亭金馬3代目三遊亭小圓朝などがいる。

あらすじ

妾宅から旦那が帰宅。お妾のお梅さんが見送りに行くと、その留守に泥棒が侵入してきた。
この泥棒、旦那が帰りがけにお梅に五十円渡して帰ったのを聴きつけ、それを奪いにやって来たのだ。
泥棒、まず座敷に上がりこみ・・・空腹に耐えかねお膳の残りを食べ始める。そこにお梅が入ってきて、物の見事に鉢合わせ。
慌ててお決まりのセリフですごんで見せるが、お梅さんは驚かない。それどころか…。
「自分は元泥棒で、今の旦那にはとうに愛想が尽きているから、よかったら連れて逃げてよ」
泥棒の方が真っ白になってしまった。その上、五十円どころかこの家には私の貯蓄が千円ほどあるんだよと色仕掛けで迫られ、泥棒すっかり舞い上がってしまう。
泥棒、でれでれになってとうとう結婚を約束。『夫婦約束をしたんだから、亭主の物は女房の物』と言われ、メロメロの泥棒はなけなしの二十円を差し出してしまった。
気が大きくなった泥棒は『今夜は泊まっていく』と言い出すが、お梅さんに止められてしまう。
「二階に用心棒がいるから今は駄目。明日のお昼ごろ来てね。合図に三味線でも弾くから」
さて、その翌日。無名の大衆を装い、ウキウキの泥棒が妾宅にやってくると妾宅は空き家になっていた。
慌てて近所の煙草屋に聞くと。
「あの家には、大変な珍談がありましてな。昨夜から笑いが止まらないんですよ」
何でも、夕べ押し入ってきた泥棒を舌先三寸で騙し、20円も巻き上げた後たたき出したと言うのだ。
しかも、その後旦那に相談すると、後が怖いと言う事で泥棒から巻き上げた金は警察に届け、今朝方早くに転宅(引っ越し)したんだとか・・・。
「えっ、引っ越したんですか? あのお梅って言う女、一体どんな奴なんでしたっけ……?」
「どんなって、お梅は元義太夫の師匠ですけど」
「義太夫の師匠? ギェー、見事に騙られたァ!」

概要

『語る』と『騙る』(騙す)を引っ掛けた落ち。
『泥棒噺』の一つで、盗みに入ったはずの泥棒がコテンパンに伸されるという滑稽噺の要素もかねている。

Sponsored Link

Sponsored Link

 - 三遊亭金馬(三代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目)垂乳女(たらちね)

あらすじ 独り者の八五郎のところに、大家の世話で、言葉の丁寧すぎるお嫁さんが来る …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 池田大助(佐々木政談)

あらすじ 大岡越前守が、田舎侍に扮して、護衛を一人つけて、江戸市中を見回って歩い …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 真田小僧

真田小僧(上・下) 親父が小遣いをくれないので 「よそのおじさんが訪ねて来た話を …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 寝床
no image
三遊亭金馬(三代目) 茶の湯

あらすじ 蔵前の旦那が根岸に茶室付きの家を買って、隠居した。 せっかくだからと茶 …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目)大師の杵(だいしのきね)

空海上人23歳の時、武蔵の国・橘郡(たちばなごおり)平間村、今の神奈川県川崎に来 …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 初夢

Sponsored Link (落語メモ) 青空や 富士は日本の 立烏帽子 凧揚 …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 按摩小僧(あんま小僧)
三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目) 山崎屋

山崎屋の若旦那が、通い番頭に、帳簿をごまかして百両貸してくれと頼むが、転んだら石 …

三遊亭金馬(三代目) kinba
三遊亭金馬(三代目)狂歌家主

狂歌家主は、掛取万歳(かけとりまんざい)の一部。 ※上方落語では天下一浮かれの掛 …