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桂枝雀(二代目)鉄砲勇助(嘘つき村)

   

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『鉄砲勇助』は1773年(安永2年)に刊行された笑話本『口拍子』の一編
「角力取」など、多くの小咄を組み合わせて1本の作品とした落語で、嘘ばかりつく主人公が、嘘の名人と称される農夫のもとへ出向き、嘘をつきあう対決をする内容。

あらすじ

嘘つき男が知り合いの男に話に来た。
木曽に旅に出たところ、女子一人を男衆が囲んで、悪さをしようとしたところに突き当たった。
そこで牛ほどもある大きな岩をちぎっては投げして、追い払ってやった。

これで一安心かと思っていたら、猪が向かってきたので、女子を岩穴に逃がして自分は木の上に。
すると、猪が木に向かってきて、男が落ちてしまって猪に馬乗りに。

猪の股間の急所を締めてやったところ、猪が岩にぶつかり、裂けたお腹から猪の赤ちゃんが飛び出してきて面白かった、などど話す。

オス猪のお腹から赤ちゃんが出るという、出鱈目な話である。
次にもっと奥に行ったところでは、地元の人が鴨をかりに行こうと誘うという。
連れられて行ってみると、鴨が田んぼに植わっている。

夜中に鴨が田んぼのどじょうか何かを食べている最中に冷たい風で氷が張って、植わっているのを取ってきたんだと。

次の法螺話は寒さの話。
向こうは寒いから火事も凍ってしまうんだという。
雪も多いので、降りそうな日に家と家の間に筒を通しておくと、雪で家を出られなくなってもお隣さんと話ができる。

でも、あまりの寒さに声も凍ってしまって、筒の中で詰まってしまう。
囲炉裏の火で凍った声が一斉に溶けるとこれがうるさいのなんの。

いや、これだけ法螺を吹くおまえの方がやかましいというサゲ。

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