【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

三笑亭可楽(八代目)富久

   

Sponsored Link

富久(とみきゅう)は古典落語の演目の一つ。
初代三遊亭圓朝の創作落語で、主な演者には8代目桂文楽5代目古今亭志ん生8代目三笑亭可楽などがいる。

演者による違い

『富久』を語る上で欠かせない落語家といえば文楽と志ん生だろう。
文楽はすぐれた描写力で冬の夜の寒さと人情の温かさを的確に描写し、この噺を押しも押されもせぬ十八番にまで練り上げた。
もっとも当初は落語研究会で初演すると予告しながら「練り直しが不十分」という理由で何度も延期したので、
評論家の安藤鶴夫に「文楽は今日も富休」と揶揄されていた。

なお、文楽はこの噺の火事見舞いに来る客の名前を、高座で使うハンカチの中に書いて覗きながら演じていた。
対する志ん生は久蔵に写実性を求め、失業した幇間に「貧乏につぶされる事の無いバイタリティ」を与えるのに成功している。
「二人の対照性は『地』の語りでも明白であり、例えば火事で家に急ぐ場面でも文楽は「しょい、しょい、しょいこらしょっ」と様式的だが、「対する志ん生は「寒い寒い、寒いよォ。何だい、吠えるなぃ、犬め……」と、嘘も飾りもない裸の人間そのままを描いている。

また、酒にまつわる演目を得意とした8代目三笑亭可楽は、持ち前の渋い語り口と「酒乱の幇間」という久蔵のキャラクターを活かして、
「この欠点はあるが憎めない主人公とその周囲の善人たちを生き生きと描写している。

Sponsored Link

 - 三笑亭可楽(八代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

三笑亭可楽(八代目)文違い(ふみちがい)

あらすじ 内藤新宿の女郎お杉には馴染み客として日向屋の半七、田舎客の角蔵が贔屓に …

三笑亭可楽(八代目) にらみ返し

睨み返し・にらみ返し(にらみかえし)は、古典落語の演目の一つ。原話は、安永6年( …

三笑亭可楽(八代目)笠碁

笠碁(かさご)は、古典落語の演題の一つ。上方落語であったが、東京に移植された。囲 …

三笑亭可楽(八代目)甲府い

あらすじ 甲府育ちの善吉。 早くから両親をなくし、伯父夫婦に育てられたが、今年二 …

■三笑亭可楽(八代目)今戸焼

あらすじ 夕刻亭主が帰宅したら女房がいない。 「あの野郎。どこへ行きやがった。は …

三笑亭可楽(八代目)岸柳島(巌流島)

岸柳島(がんりゅうじま)は古典落語の演目の一つ。 「巌流島」とされる事もある(理 …

三笑亭可楽(八代目) 士族のうなぎ(素人鰻)
三笑亭可楽(八代目) 長屋の花見

歴史的音源

三笑亭可楽(八代目) 悋気の見本

あらすじ ある会社の重役が容姿端麗な奥さんをもらった。 ところがこの奥さん、焼き …

三笑亭可楽(八代目)反魂香(高尾)

『反魂香』(はんごんこう)または『高尾』(たかお)は古典落語の演目の一つ。 原話 …