【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目)厩火事(うまやかじ)

   

Sponsored Link

厩火事(うまやかじ)は落語の演目の一つ。別名を「厩焼けたり」ともいう。
題名はネタになっている孔子の故事から。
主な演者に、8代目桂文楽や3代目古今亭志ん朝、5代目三遊亭圓楽などがいる。

あらすじ

髪結いで生計を立てているお崎の亭主は文字通り「髪結いの亭主」。怠け者で昼間から遊び酒ばかり呑んでいる年下の亭主とは口喧嘩が絶えないが、しんから愛想が尽き果てたわけではなく、亭主の心持ちが分からないと仲人のところに相談を持ちかける。

話を聞いた仲人は、孔子が弟子の不手際で秘蔵の白馬を火災で失ったが、そのことを咎めず弟子たちの体を心配し弟子たちの信奉を得た話と、瀬戸物を大事にするあまり家庭が壊れた武家の話をする。
そして目の前で夫秘蔵の瀬戸物を割り、どのように反応するかで身の振り方を考えたらどうかとアドバイスをする。

帰った彼女は早速実施、結果夫は彼女の方を心配した。
感動したお崎が「そんなにあたしのことが大事かい?」と質問すると、

「当たり前だ、お前が指でも怪我したら明日から遊んで酒が呑めねえ」

バリエーション

立川志の輔や春風亭小朝は、お崎が「麹町のさる武家」の部分で「麹町の日テレでマラソンを走っている間寛平」と、「学者の孔子」の部分で「役者の幸四郎」と現代風なツッコミを入れるようにアレンジをしている。

解説

落語につきもののぐうたら亭主としっかり者の女房による喧嘩話、しかし心では亭主を愛している女房。
そして亭主も・・と思いきや、期待を裏切るオチがこの噺の聞き所。

お崎の職業である「回り髪結い」は江戸中期に興った。
文字通り客の家や店を回って髷を結う仕事で、彼女のように腕が良ければ、当時の庶民に比べて相当いい暮らしができた。
その他、お崎が仲人にマシンガンのように自分の不満をまくし立て、アドバイスに対してくだらないツッコミを言うところも、この噺の特徴でもある。

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目)柳田格之進

柳田格之進(やなぎだかくのしん)は落語の演目の一つ。「柳田角之進」とも書く。 あ …

古今亭志ん生(五代目) 唐茄子屋政談(上・下)

唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)は落語の演目。人情噺の一つ。 別名は「唐茄子屋 …

古今亭志ん生(五代目)浅井の化け物娘(本所七不思議・置いてけ堀)

古今亭志ん生(五代目)浅井の化け物娘(本所七不思議・置いてけ堀) 別題:おいてけ …

■古今亭志ん生(五代目) 昭和43年(1968)7月3日 78歳の映像

この映像は、昭和43(1968)年7月3日に東京12チャンネル(現・テレビ東京) …

古今亭志ん生(五代目) 安兵衛狐

あらすじ 六軒長屋があり、四軒と二軒に分かれている。 四軒の方は互いに隣同士で仲 …

古今亭志ん生(五代目) しじみ売り(蜆売り)
古今亭志ん生(五代目)稽古屋

稽古屋(けいこや)は落語の演目の一つ。上方、東京とも同じ題である。 初代桂小文治 …

古今亭志ん生(五代目)強情灸

強情灸(ごうじょうきゅう)は古典落語の演目の一つ。 元々は上方落語の『やいと丁稚 …

古今亭志ん生(五代目) 義眼

あらすじ 片目を患った男、医者に診てもらうと 「これ、もう駄目だからくり抜きまし …

古今亭志ん生(五代目) 浜野矩隨(はまののりゆき:名工矩隨)

浜野矩隨は、江戸中期の装剣金工家。通称を忠五郎、江戸神田小柳町に住したといい、浜 …