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笑福亭松鶴(六代目)遊山船

   

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真夏の夕暮れ時、大川に夕涼みに来た喜六、清八の二人連れ。浪花橋の上から大川を見ると、行きかう夕涼みの船でその賑やかなこと。

ちょうど稽古屋の連中を乗せた船が通りかかる。見ると碇(いかり)の模様のお揃いの浴衣を着て派手に騒いでいる。

清やんがこれを見て浪花橋の上からほめる。「さてもきれいな碇の模様」、すると船の上の女が、「風が吹いても流れんように」と、粋に洒落て返した。

感心した清やんは、喜イさんに、「お前のとこの嫁さんの”雀のお松”は、あんな洒落たことよう言えへんやろ」

喜六「何言うとんねん。うちの嫁さんかてあれぐらいのこと言わいでか」と、二人で長屋へ帰った。

喜イさんはお松さんに「風が吹いても流れんように」と、言わせてみようと去年の祭りの時に着たきたない浴衣を引っ張りだし、女房はこれを着て行水のたらいの中に入る。清やんは屋根の天窓からこれを見てほめ言葉をかけるという趣向だ。

さて天窓から見た清やん、お松さんの着ている浴衣のきたないこと。思わず、

清やん「さても、きたない碇の浴衣」

女房「質(ひち)に置いても流れんように」

[出典:http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/yusannbune.html]

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 - 笑福亭松鶴(六代目)

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